GICSS研修 異文化(多様化対応)コミュニケーションスキル研修〔東京〕

日時   2009年12月5日(土)、6日(日)
会場   東京都内会場


講 師:ランデル洋子、島田秀夫、井上秀樹  








 

 観光関係人材育成事業・高度観光人材育成事業(主催:日本観光協会)の異文化(多様化対応)コミュニケーション・スキル研修が、12月5日(土)・6日(日)の2日間にわたって東京で開催されました。都内の会場には、北は秋田、南は愛知から、2倍の倍率で抽選に当たったラッキーな受講者が集結。異文化情報学博士でもあるランデル洋子先生が主任講師を務め、ほか経験豊富な講師陣より、異文化、言語・非言語コミュニケーション、英語での注意点、異なる意見や問題に直面した際の歩みよりと納得状態での解決法などについて学びました。クイズやゲームによる頭の柔軟化体操や通訳ガイドの現場に即したロールプレイが盛り込まれ、講義と実習のバランスが絶妙。終始「Ahaha!」あっと言う間の2 日間でした。
 以下アンケートにもあるとおり、一般参加者も含めて、活気に満ちた理論と実践をバランスよく配分された2日間の研修でした。コミュニケーション・スキルとは、一日での完全習得は不可能であるものの、日常のコミュニケーションに対する基本姿勢がリセットされ、通訳ガイド業務の現場、多様化社会、外交人接遇に大いに役立つものでした。

アンケート

  • • 異文化と接する際の「土台」を学ぶことができました。社会人としては人事の経験が長いので研修をコーディネイトする立場からもこの研修を見ていましたが、時間の配分、講師の皆様のお話の運びなどもこれまでに経験した中で、三本指に入る、いや一番では、と思いました。講師の皆様が経験に基づいたエピソードを交えて、また受講参加者の指向性が一致していることなど、様々な要因によるものと存じます。
  • • 日頃、なんとなくそうではないかなと思っていたことが、コミュニケーション・スキルという形で明確に理論として説明されていました。外国の方々をおもてなしする際にも円滑な人間関係を築くのに有益なスキルだと思います。日本の窓口である通訳ガイドには必須なスキルです。また来年度も、さらに踏み込んだ内容の講義を受けることができればと期待しています。
  • • 異文化交流は、必ずしも特別なものではなく、国内の日本人との付き合いでも役に立つものであることを学んだ。さらに相手が外国人であれば、トラブルがあるのが当たり前で、それに対応する技術が必須のものだと思える。本講座はガイドにとって、不可欠なノウハウや知識を学ぶ上で大変役立った。今後の仕事に応用して行きたいと考える。
  • • 2日間、とても充実した研修に参加することができました。第一に、通訳ガイドとして働くために基本的な心構えとして当然知っておくべきこと(でありながら、気づかずに過ごしてしまう)を実研修として学べたことは大きな意味があったと思います。一度経験しておくと、実生活で使いやすいというメリットがあります。第二に、同じ興味のある方との経験談を共有できる機会となったことです。