大阪中之島界隈スポット研究研修

日時   2011年5月14日(土)

講師:吉崎圭子  




 

 淀屋橋を始点にして、江戸後期、明治、大正のロマン溢れる近代建築を中心に、吉崎先生のご案内で見て歩きました。
 中之島、北船場は江戸期から日本の政治、経済、文化の中心でした。ロマンチックでレトロな雰囲気の近代名建築が集積しています。設立者や建築家、界隈の事情を聞きながら改めて眺めると江戸期、近代日本の大阪人の知性、感性、バイタリティを感じます。
 適塾は幕末の私塾で、充実した展示資料は当時の塾生の勉学に対する真摯さを物語ります。
 日本最古の木造建築の愛珠幼稚園、アロンアルファ製造会社の旧小西家は、いずれも重要文化財。薬の街、道修町には、日本薬祖神を祀った少彦名神社があり、神社のシンボルは虎です。
 界隈にはモダン建築を活かしたスイーツ店もあり、味覚でも楽しめます。街の空間にある華やかで個性的な近代モダニズムやアート溢れるツアーも先生のガイディングで魅力が倍増。終点中之島のバラ園に着いた時、参加者一同キラキラしていました。
(小田三智子)


アンケート抜粋

  • 参加前は、大阪ってナンバエリア以外に外国人にお見せする所はあるのか?と思っていた一人でしたが、適塾や道修町など様々なスポットを紹介していただき目から鱗でした。通勤で歩く道がこんなに歴史が詰まった町だとは思いませんでした。また早々の次回の研修を開催して頂きたいです。(T.N))
  • 改めて大阪の歴史を感じさせられました。道修町の歴史は特に面白いと思いました。薬種仲間やその力、日本全国から一手に引き受けた薬のcheck等知らない事ばかりでした。大阪は天下の台所でしたが、そればかりではなかったのですね。(S.T)
  • 政治的な史跡はなく、圧倒的に経済に関するものが多いことは、ざすが大阪だと思います。大阪について自分が何も知らないということ。。。勉強します。(C.T)