GICSS研修 <日本建築を通訳ガイドしよう! 研修>
講師:ジェフリー・ムーサス氏 (Mr. Geoffrey P. Moussas)

日時   2008年12月14日(日)
会場   ドーンセンター 視聴覚スタジオ(大阪・天満橋)

日本建築、たとえば、城郭、寺院、数奇屋風茶室、あるいは現代建築にみられる最も日本的な意匠とは?どこに着眼すればよいのでしょうか?

京都に長年住んでいる著名アメリカ人建築家のムーサス氏が外国人専門家としての視点で日本建築の真髄を西洋建築との比較をまじえて英語、日本語にてレクチャーしていただける、またとない研修です。 

ムーサス氏はTV人気番組『大改造! 劇的ビフォーアフター』に登場し、古い町屋を甦らせて一躍脚光を浴びました。そんな有名人であるムーサス氏に今回はGICSSのためにテキストも書き下ろして頂き、日本建築史を踏まえながら、特に数奇屋建築を理解するポイント、説明する際の“つぼ”をお話していただきます。

日時: 2008年12月14日(日)  10:00~14:30
会場: ドーンセンター 視聴覚スタジオ  (大阪・天満橋)
    http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html
参加費: ¥8000〔会員〕    ¥14000〔一般〕
講師: ジェフリー・ムーサス氏 (Mr. Geoffrey P. Moussas)
      マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院建築学科修士課程修了。
      1994年来日。谷口建築設計研究所他を経て2001年独立。
      京都大学、関西大学等で非常勤講師を務める。
      著書、「縁側の思想 アメリカ人建築家の京町屋への挑戦」
      祥伝社(2008)、他、投稿記事等執筆多数あり。


アンケート

  • 日本建築に実際に携わっている米国人建築家 Moussasさんのお話は貴重でした。何を見て/感じて/いただけば良いか、ヒントを得たような気がします。①建築様式の違いにあらわれる、日本と西洋の自然感の違う ②光に対して影に美をみいだす日本建築の美 ③現代建築においても、建築材料交代を用いても、日本の文化、伝統が生かされている。以上は今後勉強してゆく上で大きな指針になります。
  • 和室に座ると何故かしら落ち着く−−日本人であれば誰しも感じることかも知れませんが、どうしてかと思いました。床の間に組みこまれた「真」「草」「行」の3つのスタイル。うるしや角の柱によるフォーマルな面、皮をはがされた丸太材によるセミフォーマルな面、木材をそのまま使ったインフォーマルな面、この3つの調和により、ほっとくつろぐ空間が作られていたのだと知りました。やはり日本建築はすばらしいですね。たくさん学べました。
  • Wabi, Sabiの話しをするのは、いつもむつかしいのですが、今日の日本と西洋の建築の発展のお話で、古代の時代にすでに壁を作る西洋の歴史と、柱を建て、屋根を作り、自然との一体感、開放感をもつ日本の歴史との違いがあったと聞き、とても興味深かったです。これを機会にさらに調べて、まとめていきたいと思います。これだけの研修会の準備をして頂き、感謝しております。