通訳ガイド新人実務東京(関東地区)研修会

日時   2010年3月10日(水)~14日(水)

講師:ランデル洋子、松岡明子、金子潤、島田秀夫、江原有子  














   寒さが残る中にも、春らしい陽気にも恵まれた5日間でした。
 期間中は、ガイド業務についての基礎知識や観光地での業務などの全体講義に加え、小クラスに分かれてのロールプレイ実習、実際にバスに乗車しての実施研修、旅行会社の方からのガイドに対する貴重なお話しや先輩ガイドからのアドバイス等々、各地から集まった方々が熱心に受講されました。
 連日、盛りだくさんの内容で、受講生の方々の真剣にノートをとる姿、講師への質問の数々、コンペスタイルのロールプレイ実習では、緊張の中、活き活きとした表情で話をされる姿が大変印象的でした。
 そして、今回は初の試みである“ブラッシュアップコース”も、小クラス実習を対象に開催されました。過去に新人研修の受講経験をお持ちの方、すでに現場で仕事をされている方を受講生に、ランデル先生のセミプライベートレッスンをたっぷりと堪能していただける中身の濃い内容となりました。個人のプレゼンテーション力を丁寧に指導され、受講生の方々からも大変ご好評をいただきました。
 皆様よりいただいたアンケートにもありますように、連日の研修に対する満足度も高く、最終日を迎える頃には受講生同士の交流も深まり、無事に研修を終わらせる事が出来ました。
(スタッフ:内藤里子、杉浦泰子、三池優子、西川千佳江)

アンケート抜粋

  • 5日間非常に盛りだくさんで有意義な研修でした。座学、ロールプレイング、バスツアーと、とても良いバランスだったと思います。多くのガイドを志す方とも知り合うことが出来てとても良かったです。とても楽しくてあっという間に終わってしまいましたが、まだまだ学ぶことがたくさんあります。先生もおっしゃっていましたが、ガイドのお仕事というのは本当に一緒学び続けなければならない仕事なのだなあと感じました。でもだからこそやりがいのある仕事なのですね。これから長い道のりだと思いますが、頑張って努力を続けていきたいと思います。どうもありがとうございました。最後のランデル先生の「説明」ではなく、「日本の心」を伝えるべきだというお話はとても印象深かったです。
  • 通訳案内士の資格を取得しただけで満足してしまっていたのですが、実際にガイドとして働くためには、これからがスタートなのだなあと実感しました。
  • 日光観光のガイド説明は、松岡先生の具体的な説明がとても印象的でした。ナイトツアーについての説明も、自分が知らないことばかりで、自分の勉強不足を痛感し、ガイド業に求められる仕事と知識の量に圧倒される思いでした。
  • ランデル先生のブラッシュアップコースはぜいたくで密度の濃い時間でした。細かい表現のみならず、よく出そうな質問を投げかけてみていただいたり、笑顔、アイコンタクトなどにいたるまで、現場さながらの訓練ができました。一年ぶり二度目の受講となった都内SSも、わずかですが経験を積んでからまた伺うと、さらに理解が深まり、ヒントが多く得られました。ありがとうございました。