GICSS特別セミナー 江口裕之氏をお迎えして

日時   東京:2010年12月7日(水)
大阪:2011年1月16日(日)

講師:江口裕之、ランデル洋子、松岡明子  






 

〈東京〉
 会場内は、何かをつかみ取って帰ろうという熱気に溢れていました。
 江口先生からは素材・レシピを提供していただき、ガイドがお客様を喜ばす料理人となるというコンセプトに基づき、決められた時間内に参加者全員で素材を順番に味付けしていきました。15秒毎にまとまりをつける、緩急をつける、知的事実情報と楽しく個人的な話題の両方を盛り込むなど、江口先生とランデル・松岡両先生のタッグならではの研修でした。いかにコンパクトに情報をまとめ、お客様を引きつけるか、先生方や受講者の料理方法も大変参考になり、自分に欠けているものを学び、目指すべきガイド像を江口先生と作り上げてみる、またとないチャンスとなりました。

(藤村みどり)

〈大阪〉
 関西のGICSS会員にとっては、待望のセミナーでした。どの様な展開になるか、受講者は緊張の面持ちで、江口先生の第一声に注目。いつものスマイルで新幹線が雪の為に延着になり只今到着したばかりですと始められ、その後はどんどん本論へ。「味噌」に始まり、「Japan Timesの創刊号の社説」「日本文化のキーワードはシーズン」等々。あっという間に江口ワールドに引き込まれて行きました。江口先生はガイドが利用する素材の研究、提供の第一人者で、それを現場で料理するのがガイドの役割。松岡先生、ランデル先生の「桜」をテーマにしたデモに続き、受講者全員の発表が求められ、この瞬間に一同緊張。江口先生がアンカーを務められ、テーマ「富士山」から、話題はジェットコースターの如く目まぐるしく展開しました。最後に、江口先生を「10の質問」で松岡先生がgrillされたお蔭で、非常に身近に感じる事が出来、興奮冷めやらぬ特別セミナーが終了しました。

(福井ミッキー)


アンケート抜粋

  • 「15秒の論理」「食材をいかに調理してサーブするか」聞き手にわかりやすく話をする事、また様々な背景知識を地道に学ぶ事が重要だと感じました。(Y.J)
  • 1つのトピックを色々な方向へと広げていく可能性と楽しさ、奥深さを学ばせていただきました。(K.M)
  • 文化は親 ― 国民は子 特別な愛情でつながれている、という言葉は、なるほどと感じました。15秒の論理はあきさせない話の上手な人はおそらくやっている事だろうなと感じました。江口先生のお話は、一つ一つ納得でした。(K.Y)
  • 話を展開させる事には慣れていなかったので戸惑いましたが、基礎的な知識があれば、外せない点をおさえて話を膨らませる事ができると思いました。なので、外せない点をしっかりおさえなくては、と思いました。(Y.I)