インバウンド添乗業務研修(東京)


日時:   2012年4月1日(日)

講師:金子潤、ランデル洋子、松岡明子  








 
金子潤先生の講義では、情報満載な中にもユーモアのある語り口調に飽きさせる事のない話し方と言うのも大変勉強になりました。まず、国内旅程管理の実務について実際のガイドの動きが具体的にわかるようにご説明いただきました。利用する交通機関や、宿泊施設、昼食場所などへの事前確認について学んだ後は、実際に練習致しました。そして、バス、列車、飛行機を利用した場合に分けて、時系列的な業務の流れや、迷子予防策などの注意点を教えていただき、席割については練習も致しました。まるでパズルのようでしたが、やはり経験を積んで慣れていく事がいかに大事かを感じました。宿泊場所による事前確認の違いについても詳しくご説明いただきました。先生は、「(私たち日本人が当然と思っていることでも)外国からのお客様には、何もわからないと思って子供に説明するような気持ちで説明しなければならない。」とおっしゃっておられました。思いもよらない事が起こらないようにするには、いかにお客様の目線を理解することが重要かということ感じました。
松岡先生、ランデル先生のケーススタディでは、迷子や病人が出た場合についてお話いただきました。受講生全員、その内容に緊張が走ったのではないかと思います。通訳ガイドは、常に一人一人に気を配り責任を持って冷静な判断を心がける事が必要と身にしみました。
まさに「100%完璧を求められる事務処理」を、外に出てガイディングをしながら、迷子や病人などのトラブル対応をしながらこなしていく。これが通訳ガイドの仕事なのだということがわかりました。
<島岡 直子>

アンケート抜粋

  • 具体的なやり取りや細かな内容までカバーされていて大変実践的でした。(T.S)
  • まだ仕事の経験はありませんが、大きな壁となっていた添乗業務の実際について金子先生のわかりやすい講義で色々な事を学ばせていただき大変有意義な研修でした。(K.I)
  • 様々な事を常に確認を取らなければいけない大変さ、席割の配慮等、今まで旅行者の立場では知らなかった添乗業務の難しさを実感しました。(M.F)