現場C.C.まち歩き下見実習 ~嵐山地区、天龍寺、竹林ほか~


日時:   2012年11月17日(土)

ナビゲーター:平野智子  







 
2012年11月17日(土)、GICSS初の試みである現場C.C.(チャレンジャーサークル)が京都嵐山地区で開催されました。今回のナビゲーターは現地通訳ガイド(英語)の平野智子さん、参加者は11名で米国籍の方や多言語専門の方(フランス語、イタリア語)など、多彩な顔ぶれが一同に揃い終始和やかな雰囲気の中、研修がスタートしました。
紅葉の見頃を迎えた嵐山はあいにくの雨模様。にもかかわらず、平野ナビゲーターと共に訪れた天龍寺や竹林は多くの観光客で賑わっていました。「現場」というだけあって研修はまさに実践そのもの。駐車場の下見やトイレの位置確認など、混雑する状況のなかでいかにガイドは手際よく的確にお客様をご案内するか、参加者一人ひとりが平野ナビゲーターの行動をつぶさに観察しながら少しでも自分のものにするべく懸命にメモをとったりしていました。
ガイディングでは、限られた時間の中でいかに大切なことをお客様にお伝えするかに重点が置かれました。タイマーを使って正確に時間をはかっての練習です。実際に挑戦してみると案外難しく、なかなか思うように話が収まりません。しかし、観光地でお客様が話に集中できるのは2,3分が限度です。この短い時間に合わせて伝えたい情報を取捨選択することはガイドにとって必要不可欠なスキルであることをガイディング実習を通して参加者みなさんが実感していました。また、今回の現場C.C.では思いがけず、実際に起こり得るハプニングに遭遇しました。迷子です。ここでも参加者の皆さんは平野ナビゲーターの的確な指示と迅速な行動、そして暖かな心配りを自分の目で、耳で学ぶことができました。
現場C.C.はガイド仲間と一緒に研鑽を重ね新たな発見を分かち合うとても有意義な自主勉強会です。今回このような素晴らしい企画を実現して下さった平野ナビゲーターをはじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
公式ブログもご覧ください ⇒ GICSSブログ