2012年12月16日(日)、関西地区では2回目となる現場C.C.(チャレンジャーサークル)が奈良県の法隆寺、中宮寺で開催されました。ナビゲーターは現地通訳ガイド(英語)の藤村みどりさんです。参加者は藤村ナビゲーター、スタッフも含め総勢15名、一人ひとりが入念な準備をして臨んだ今回の研修は大変密度の濃い充実した内容となりました。 参加者は法隆寺南大門の松並木参道からスタートしました。晴天に恵まれ12月とは思えない暖かな気候の中、南大門、中門、金堂、五重塔、大講堂、大宝蔵院、夢殿を巡りました。藤村ナビゲーターの心地よいリーダーシップを真近に感じながら、ガイディングをする際の立ち位置や動線、駐車場や本坊事務所、レストランの様子など、お客様をご案内する上で必要な情報を念入りに確認していきました。そして、有志の方々がそれぞれの場所でガイディングを披露しました。今回与えられた時間は3分間。この短い間にいかにお客様にとって大切な情報を的確にお伝えできるかはガイドにとって必要不可欠なスキルであると共に永遠の課題でもあります。説明を実際にしてみて、ビジュアルの資料がとても有効であることも学べました。また、大宝蔵院内の玉虫厨子では懐中電灯が役立つことも体験してみてわかりました。ガイディング後にいただいた藤村ナビゲーターからの的確なアドバイスを通して、この地道な練習を一つ一つ積み重ねることがガイドとしての力になることを参加者自身が身にしみて実感できました。今回はさらに、GICSS講師の福井ミッキーさんのガイディングデモもお聴きする幸運に恵まれました。研修後のランチでは皆で和気藹々と熱心に情報交換でき、とても素敵な一日となりました。 この実践型の現場C.C.はGICSSの他の研修等で勉強してきたこと、そして実際に現場で体験したことを改めて見つめ直す良い機会になりました。今回このような素晴らしい企画を実現して下さった藤村ナビゲーターをはじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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