モダン・トウキョウ探訪 江原の銀座:昼と夜


日時:   2013年2月2日(土)

講師:江原有子  






 

 

 

 

 
2013年2月2日(土)、暖かな小春日和のなか「モダン・トウキョウ探訪 江原の銀座:昼と夜」が開催されました。講師は現地通訳ガイド(英語)の江原有子さん。参加者は25名、満員御礼でした。昼の銀座と夜の銀座の異なる素顔をじっくり味わいつくすことができた、楽しくも充実した一日でした。

昼の部は東京・銀座のソニープラザからスタートしました。ここでは店長からカレンダーやボールペン、パンフレットなど早速プレゼントをいただきました。今回の研修では訪れたお店全てで事前の許可をとって用意周到に段取りを組んで下さったので、進行がとてもスムーズでした。ソニープラザから中央通りの歩行者天国を歩く際も、江原講師から団体行動の際の誘導の仕方、お客様へのさりげない気配りなど、一緒に銀座の街を歩いていて自分のガイディングで参考にしたいことがたくさんありました。参加者には一人ひとり名前でお声をかけるなど、親近感が自然と沸いてくる雰囲気に皆さん感心しきっていました。

銀座8丁目では東京画廊にも立ち寄りました。ここではモダンアート・現代美術に接することができ、また大変貴重なお話を画廊の社長から直接伺うことができました。例えば、西洋ではキャンバスや紙をイーゼルなどに立てて描くが、東洋では床に寝せて描写するなど、普段なかなか気づかない視点を発見することができました。さらには、この東京画廊が浜離宮と皇居を結ぶミツバチの通り道になっているとのことで、春はミツバチが一休みできるように屋上に黄色い菜の花を植えているという「ミツバチプロジェクト」の温かなエピソードもお聴きすることができました。

博品館周辺で休憩の後、夜の部は西銀座通りを歩いてコリドー街のカフェ、レストランを巡りました。最近トレンドとなっている「立ち食い」スタイルのレストランも見ることができました。「俺たちのフレンチ」「俺たちのイタリアン」そしてスペイン風バールなど、お客様をお連れするのはもちろんのこと、自分でも立ち寄ってみたいお店がたくさんあることに改めて気づきました。

銀座は最新の流行を味わえる街であるとともに日本の美しさ、気品、さらには異国情緒も併せ持った興味の尽きない魅惑の場所でした。今回の研修では「江原先生の銀座」を皆で見て回りました。いただいた地図もとても丁寧でわかりやすかったです。パナガイドイヤフォンも江原先生のクリアな声をしっかり聞けてとても快適でした。こんどは各々が「自分の銀座をつくる」番です。ガイディングのヒントもたくさんいただきました。ぜひ、さまざまな視点から「銀座」という魅力いっぱいの街を見つめ直していきたい、そう思わせてくれる充実した研修でした。

今回このような素晴らしい企画を実現して下さった江原講師をはじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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