２０１３年３月２９日（金）、東京・浅草で「地域スポット研修～くまなく歩いて学ぶ浅草寺境内～」が開催されました。講師は島田秀夫さんです。参加者は総勢２０名、３時間かけてじっくりと浅草寺境内を巡りました。普段浅草寺に行っている人にとってもなかなか気づかないスポットをたくさん発見でき、大変密度の濃い充実した研修となりました。

参加者は雷門からスタートしました。晴天に恵まれ桜も満開となった暖かな気候の中、仲見世を通り浅草寺へと向かいました。島田講師の力強いリーダーシップのもと、ガイディングをする上で必要な情報を念入りに確認していきました。仲見世では平日でも人通りがとても多く、20名の大人数では講師の声が聞き取りづらくなる心配もありました。そこで、今回の研修では「パナガイド」というイヤホン型の受信機を活用しました。このおかげで島田講師のユーモア溢れる講義を全員が余すことなく楽しく聴くことができました。浅草寺の由来や逸話などメリハリをもって説明していただき、いつしか浅草の街に愛着が湧いてくるのを感じました。そして、浅草寺には御堂、石碑、祠が数多く建っていることも実際に歩いてみて気づきました。さらに境内にある伝法院庭園も訪れました。緑豊かな庭園を歩くと都心の喧騒を忘れさせてくれて、その静けさに大変感動しました。今回の研修では、ガイディングをする上での「下見」の大切さも学びました。実際に現場を自分の目でみることでお客様に何を伝えたら良いのかをあらかじめ整理することができ、より説得力のあるガイディングを提供できる心構えができるように思えました。

今回このような素晴らしい企画を実現して下さった島田講師をはじめＧＩＣＳＳ研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。最後に参加者からの感想を掲載させていただきます。


【参加者コメント（一部）】
■浅草寺は何度訪れても、つい同じ所ばかり目が行ってしまうので、 本堂裏手をゆっくりご説明いただけて良かったです。（N.O.）

■気候も良く最高でした。今まで観光客として来ていた浅草のスポット （点）が線となり、面となり、つながりました。また伝法院の庭園に入れた ことが、とても幸運だと思いました。島田先生の自由自在なガイドを支える 豊富な知識に強く感銘を受けました。（N.Y.）

■今まで気付かずにいた仏像、お堂などの由来が詳しく聞けて良かった です、本堂の内陣に入ったのは新鮮な体験でした。また、浅草寺に縁のある 久米平内、新門辰五郎のことをもっと調べてみたくなりました。（K.H.）
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