2013年6月28日(金)、テーマ研究会 「ガイドとして生きていくためには」 が大阪豊中市のとよなか男女共同参画推進センターすてっぷで開催されました。ナビゲーターはフランス語通訳ガイドの杉原正志さんです。参加者は新人からベテランガイドまでの総勢16名、そして今回初めてSkypeを活用し、東京から松岡先生が参加して下さいました。田村聡子さんの心地よい司会のもと、はじめに杉原正志さん、稲葉宏子さん、江崎祥美さん、平野智子さんの計4名の通訳ガイドの方々にプレゼンテーションをしていただき、その後、ガイド活動について活発な意見交換を行いました。この研究会は杉原さんが発案し、さまざまな試行錯誤を経て今回初めて開催へとこぎつけた、まさにGICSS会員で作り上げる意欲的な会となりました。
今回参加して良かったのは、実際に通訳ガイドのみなさんが現場で体験した生の声をじかにお聴きできたことです。団体のお客様を先導するときの苦労や工夫、クイズや京言葉講座をガイディングにどのように盛り込むか、など、日々心がけていることがとても参考になりました。今、第一線で活躍されている方も、はじめはみな何も知らないところからスタートし、一歩一歩成功と失敗を繰り返しながら現在のキャリアを築いてきました。その中で自分がやってきたこと、大切に育ててきた「縁」、そして語りつくせないほどの苦労、感動など、短い時間ながらもその方の人柄がにじみ出てくる素晴らしいプレゼンテーションを目の当たりにして、これから目指したい自分のガイディングの姿を思い描く貴重な体験ができました。そのあとの意見交換では「ガイド料」についても話し合いました。面白い意見をたくさん聞けました。あっという間の3時間、本当に充実したときを過ごすことができました。
この研究会ではGICSSの他の研修等で勉強してきたこと、そして実際に現場で体験したことを改めて見つめ直す大変良いきっかけになりました。今回このような素晴らしい企画を実現して下さったナビゲーターの杉原さん、司会の田村さん、東京からSkypeで参加して下さった松岡先生、撮影担当の吉田さんをはじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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