GICSS通訳ガイド実務研修【DVDコース・スクーリング】が関西では2013年7月6日(土)、7日(日)、東京では7月19日(金)、20日(土)にそれぞれ開催されました。講師は関西が玉田三絵さん、東京は江原有子さんです。このスクーリングは少人数で個人指導が丁寧に行われることで定評があり、参加者はじっくりと密度の濃い講習を受けることができました。
初日は座学です。お客様をご案内する上でかかせない観光スポットの解説やジェネラルトピックス、異文化コミュニケーションを学びました。DVDで事前に講義は受けているものの、実際に人前でスピーチする機会はなかなかありません。そこで、スクーリングでは重要なポイントについて講師の解説を聞いたあと、さっそく声を出しての練習です。GICSSの研修は実践で役に立つように効果的なプログラムが組まれています。今回もお客様が集中してお話を聴ける2分間を目安にスピーチをしました。講師からは話の中で重要なことは何か、何を伝えたいかを明確にすることが大切だと指摘していただきました。自分が話す内容を整理できたのはもちろん、実際に現場でガイディングをする際のイメージもつかめ、確かな自信につながりました。
2日目はいよいよ現場での実習です。関西では京都の二条城、金閣寺、平安神宮、ハンディクラフトセンター、奈良の東大寺をまわりました。東京では明治神宮、皇居前、東京タワー、浅草寺、そして成田空港へ行きました。それぞれの場所でガイディングの練習ができました。しかし、教室で行うスピーチの練習とはまた雰囲気も違います。その場その場での声の出し方、大きさ、トーンなど、状況に応じて使い分けることの大切さを知りました。そして、お客様を誘導する際の経路、バスやタクシーの乗り場の配置図、トイレの場所など、下見をする際にぜひとも押さえておきたいチェックポイントも講師から丁寧に教えていただきました。特に、東京タワーではバスの停車場所と実際の入口が異なることを知り、このスクーリングに参加しておいて良かったと思える場面がいくつもありました。
今回参加したことで今後の課題、目標もより明確にできました。このスクーリングで学んだことをひとつひとつしっかりと自分のものにして、今後のガイディングに活かしていきたいと思いました。スクーリングは少人数でじっくり学べるのが本当に魅力です。このような素晴らしい研修で講師をして下さった玉田三絵さん、江原有子さんをはじめ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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