2013年12月7日(土)、「築地市場スポット研修」が東京・築地で開催されました。講師は長年、築地市場荷受会社に勤務されたGICSS会員の大川徹さんです。定員は25名でしたが満員御礼の大盛況でした。研修は朝8時にスタートしました。今日は午前中いっぱいの半日研修です。見渡すと築地の市場は大変な活気に満ち溢れていました。
まずは集合場所から地図を片手に場内へ向かいました。途中、穴場スポット(場内を見張らせるポイント)や図書館など、意外な場所を見てまわることができました。仲卸市場に着くと買出しの人たちやターレー(一人乗りの小型トラクター)がひっきりなしに行き交い、前に進むのも大変な状況でした。ここでは3人ずつのグループに分かれて見学しました。狭い道に商品が溢れ、賑やかな掛け声が方々から聞こえてきます。これぞまさに市場!と思わせてくれるその雰囲気に圧倒されました。私たちもだんだんと気分が盛り上がっていきました。
一通りまわった後、座学となりました。大川講師からは築地市場にまつわるさまざまなお話を聴くことができました。市場の組織、おすすめの見学ルート、きれいなトイレの場所、立ち止まって説明するのに最適なスポット、そしてセレブな雰囲気溢れるお店や食材の美味しい隠れた名店など、そこに勤めていなければ知りえないトリビアが次から次へと出てきました。特にセリの指使いやセリのリズムは一度覚えておくときっとガイディングに活かせそうです。何だか海外からのお客様をご案内するのが楽しみになってきました。おかげさまでとても新鮮な「ネタ」を仕入れることができました。
講義の後は場外を見学しました。人気の店はたくさんのお客様で賑わっていました。朝早くに始まった半日の研修もあっという間に終わり、自分なりにどのように築地を案内していくか、イメージをしっかりと掴むことができました。講師をして下さった大川さんは市場関係者との打ち合わせなども含め皆さんが楽しく、安全に研修を受けられるよう企画段階からコーディネイトもして下さいました。最後にこの研修をとりまとめ支えてくださったランデル先生、松岡先生、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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