2014年1月18日(土)、「バーチャル研修・東京その1」が上野の東京文化会館で開催されました。講師は『通訳ガイドがナビする東京歩き』の著者でもある松岡明子先生です。この研修は受講希望者が殺到し、早い段階で満員御礼となりました。おかげさまで新人からベテランガイドまでたくさんの方々に参加していただきました。うち4名が終盤、参加者全員の前でガイディングにチャレンジしました。
本研修は昨年6月、関西にて大変好評を博したバーチャル東京研修を、実際に東京でもスキルアップ訓練として活用できないかとの要望に応え実現しました。今年度5~6回のシリーズで開催するその第一弾は、新宿副都心~明治神宮界隈です。参加者は教室前面のスクリーンに映し出される綺麗な景色を眺めながら、自分がバスに乗ってガイディングする姿をイメージすることができました。そして、自分なりに都内の距離感も確かめていきました。どのあたりでどんな説明をすればよいのか、ポイントがはっきりとつかめました。加えて、詳しくまとめられたテキストとパワーポイントのおかげでさらに理解が深まりました。映像は松岡先生自らガイディングスポットを運転してまわり、その際に車載カメラで撮影されたものです。先生の日本語による説明と英語のガイディングデモのあとに、4名の方が実際にマイクを持ちスクリーンの前でガイディングを披露しました。マイクで話す機会のなかった方々もペアを組み、お互いのガイディングを聴くことができました。まさにGICSSならではの全員参加型研修です。ほど良い緊張感もあり、とても臨場感のある実践的な研修となりました。
この研修では東京の車窓をバーチャル体験でき、先生や参加者のガイディングもたっぷり聴けて大変有意義な時間を皆さんと共有できました。さらにはGICSSの他の研修等で勉強したこと、今まで実際に現場で体験してきたことを改めて見つめ直す良い機会にもなりました。このような素晴らしい企画を実現して下さった講師の松岡先生、同乗サポートをして下さったランデル先生、撮影担当の会員の増山様はじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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