2014年6月1日(日)、「鎌倉・箱根バス実習研修」が開催されました。講師はランデル先生、松岡先生、添乗業務については亀井ゆかりさんが担当しました。参加者42名、講師・スタッフ4名の計46名でバスは満席となりました。梅雨入り前の初夏を思わせるような晴天に恵まれ、箱根では緑豊かな自然美の景観を楽しむことができました。なお、本研修は国内旅程管理資格取得の実務研修に充当され、多くの方が「旅程管理主任者資格サポートプログラム(通称:TCSP)」の一環として参加されました。
朝8時、新橋の第一ホテル東京を出発したバスは高速道路に入り、一路鎌倉・箱根を目指しました。途中目立った渋滞もなく、皆様のご協力もあり無事予定通りに研修が進みました。車内ではランデル先生と松岡先生が鎌倉、箱根にまつわるさまざまなトピックについてお話してくださいました。なかでも、バスの中でどのタイミングで何を説明するかは大変参考になりました。例えば、鎌倉の大仏を前にして実際に説明しようとすると、多くのお客様が大仏に夢中になってなかなか話しを聞いてもらえません。こうしたとき、あらかじめバスの中で大仏の説明をしておき、現地では効率よくお客様を誘導する。こうした段取りを組むこともガイドの仕事には大切なのだと実感しました。話の展開の仕方を各自がシミュレーションすることで、自分がバスの車内でガイディングしているイメージをしっかりと植え付けることができました。
ランチは小田原の鈴廣かまぼこの里、鈴の音ホールでいただきました。今日のメニューは金目鯛定食です。さっそくいただこうとすると、そこはGICSS研修、まずはメニューを英語で解説するところからはじまりました。おでんやかまぼこ、お豆腐の食べ方など、和食文化をいかに楽しく的確にお客様に伝えるか、まさにガイドの腕の見せ所だと感じました。
箱根では海賊船とロープウェイに乗って箱根の景色を満喫しました。万が一欠航になった場合はポーラ美術館、成川美術館、寄木細工など、周辺にさまざまな代替手段があることも研修の中で教わりました。内容が非常に盛りだくさんで、メモをとるのも大忙しでした。また、旅程管理実習として参加された方は、一人ひとり実際に添乗業務を経験しました。受付、バス乗降時の人数確認、レストランの誘導、忘れ物チェック等、ガイドとしての添乗業務とはどういうものかを知り、心構えや流れ、段取りを把握することができました。
最後は小田原駅で解散となりました。先生方の臨機応変なガイディングデモや柔軟な添乗業務対応などを間近に見ることができた充実した研修でした。今後のガイディングにきっと活きてくると確信することができました。このような素晴らしい企画を実現して下さったランデル先生、松岡先生、添乗業務専任講師の亀井ゆかりさん、そして事前の準備や当日の時間調整等をして下さった事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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