2014年6月14日(土)、「現場C.C.まち歩き下見実習~宇治・平等院鳳凰堂~」が開催されました。ナビゲーターはGICSS会員の田村聡子さんです。参加者17名、ナビゲーター・スタッフ2名の計19名が集まり、賑やかな雰囲気の中で下見実習がはじまりました。梅雨であることをを忘れさせるような素晴らしい晴天に恵まれ、参加者はJR宇治駅改札に集合しました。まずは駅周辺の観光案内所でさまざまな資料をいただき、徒歩で平等院へ向かいました。
平等院鳳凰堂は1年7ヶ月の修復期間が終わり、今年4月に公開が再開されたばかりです。新たに生まれ変わった鳳凰堂が見れるとあって参加者一堂、心を躍らせながらこの日を楽しみにしていました。入場前にまず田村ナビゲーターから化粧室の場所の確認等、いくつかの注意事項を教えていただきました。事前のこうしたお客様へのご案内はガイディングを円滑に進める上でとても大切です。自分がお客様をお連れする際にはぜひとも参考にしようと思いました。
平等院では有志の参加者にそれぞれ準備してきたガイディングを披露していただきました。宇治茶や抹茶体験、平等院が建立された歴史的背景、浄土庭園や鳳翔館についてなど、トピックスは本当にたくさん散りばめられています。参加者にとって普段の研究を披露できる貴重な機会となりました。
鳳翔館ではオリジナルの鳳凰をはじめ、さまざまな宝物を鑑賞しました。その後、鳳凰堂内部も拝観しました。入場人数を限定していたため、阿弥陀如来像や雲中供養菩薩など、ゆっくりと時間をかけて見て廻ることができました。田村ナビゲーターからはメインの場所はもとより、その周辺にも目を向けることでさまざまな情報を取り入れることができることをアドバイスとしていただきました。充実感でいっぱいの下見実習となりました。
この研修で学んだことは、ひとつひとつが今後のガイディングにきっと活きてくると確信することができました。このような素晴らしい企画を実現して下さった田村ナビゲーター、事前の準備や当日の時間調整等をして下さった事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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