2019年3月13日(木)、「鎌倉・箱根バス実習研修」が開催されました。講師は松岡明子先生、福田誠先生、添乗業務については鈴木久子さんが担当しました。本研修は国内旅程管理資格取得の実務研修に充当され、多くの方が「旅程管理主任者資格サポートプログラム(通称:TCSP)」の一環として参加されました。
朝8時、新橋の第一ホテル東京を出発したバスは高速道路に入り、一路鎌倉・箱根を目指しました。途中目立った渋滞もなく、皆様のご協力もあり無事予定通りに研修が進みました。車内では先生方が鎌倉、箱根にまつわるさまざまなトピックについてお話してくださいました。なかでも、バスの中でどのタイミングで何を説明するかは大変参考になりました。例えば、鎌倉の大仏を前にして実際に説明しようとすると、多くのお客様が大仏に夢中になってなかなか話しを聞いてもらえません。こうしたとき、あらかじめバスの中で大仏の説明をしておき、現地では効率よくお客様を誘導する。こうした段取りを組むこともガイドの仕事には大切なのだと実感しました。話の展開の仕方を各自がシミュレーションすることで、自分がバスの車内でガイディングしているイメージをしっかりと植え付けることができました。
箱根では予定していた箱根ロープウェイが朝、運休と模索しましたが、午後には晴れ、ロープウェイから絶景の富士山を堪能しました。周辺にさまざまな代替手段があることも研修の中で教わりました。内容が非常に盛りだくさんで、メモをとるのも大忙しでした。また、旅程管理実習として参加された方は、一人ひとり実際に添乗業務を経験しました。受付、バス乗降時の人数確認、レストランの誘導、忘れ物チェック等、ガイドとしての添乗業務とはどういうものかを知り、心構えや流れ、段取りを把握することができました。
最後は小田原駅で解散となりました。先生方の臨機応変なガイディングデモや柔軟な添乗業務対応などを間近に見ることができた充実した研修でした。今後のガイディングにきっと活きてくると確信することができました。このような素晴らしい企画を実現して下さった松岡先生、福田先生、添乗業務専任講師の鈴木久子さん、そして事前の準備や当日の時間調整等をして下さった事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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