通訳ガイドアカデミア 専門講座
通訳ガイドアカデミア 専門講座
お客様から細かい、やや専門性がある質問を受けて答えに窮すこともあるかと思います。 全国通訳案内士は、ただ観光地や一般事象について語れば良いというのではなく、多様性が進む昨今では、知的レベルが高く好奇心旺盛なお客様との深い会話にも十分対応できることが期待されます。 通訳案内士の教養として心得ておきたい知識の蓄積には時間も手間もかかるので、専門家による講義が通訳ガイド向けに解説されれば、それが一番です。
このようなニーズに応えるのが通訳ガイドアカデミアの「専門講座」のシリーズです。 各分野の専門家をお招きし、全国通訳案内士に求められる高度な知識の習得という視点でわかりやすく体系的に解説を頂くので、そのままガイディングに活かせるコンテンツ・ネタも満載で効率よく学べます。是非、ご活用下さい。
高橋康夫講師 三村大介講師 村松哲文講師
浮世絵 ~版元が語る製作のすべて~
2023年9月29日、下記のコースをリリースしました。
浮世絵 ~版元が語る製作のすべて~
「浮世絵」は17世紀後半から20世紀初頭にかけて、大衆向けの娯楽として制作された絵画の一種です。
訪日外国人にも日本的なデザイン、構図、色遣い、テーマなど、さまざまな魅力により人気が高い美術品でもあります。
本講座の講師は、創業1590年、徳川家康公と共に江戸入りし、浮世絵の総合プロジューサーである版元、現在は日本橋の扇子・団扇和紙の専門店として、江戸、明治そして現代と同じ場所で、伝統と格式、江戸の粋という美を守り続けてきた「伊場仙」の14代目当主、吉田誠男氏です。
作り手側ならではの制作過程の仕組み、関わった人々の印の見分け方、はたまた江戸人の暮らしや世相背景、現代のポップカルチャーへの影響など、講師の軽妙かつ分かり易い話を満喫し、お土産物としても美術品としても絶大な人気を誇る浮世絵を如何に深く、面白く、観るのか? 様々な切り口でガイディングを更に深め、お客様に一歩踏み込んだ浮世絵の世界を紹介してください。
レッスン 1: 浮世絵の誕生
1.はじめに
2.17世紀初頭の江戸
レッスン 2: 浮世絵版行まで
1.立案・製作・版行までの流れ
2.広重 東海道五十三次「日本橋」 (無料)
3.豊国 団扇絵
レッスン 3: 浮世絵から読み取れる江戸風俗
1.絵師も困った事例
2.風刺画・フィクション画として
レッスン 4: 開国前夜~明治以降の浮世絵
1.海外に流出?
2.色彩変化と現代に生きる浮世絵
コース内で紹介している主な浮世絵
歌川広重 東海道五十三次 日本橋
歌川豊国 団扇絵
歌川国芳 四十七士討入図
歌川国芳 源頼光土蜘蛛妖怪の図
三代広重 第一国立銀行
月岡芳年 布引滝悪源太
講師・吉田誠男(よしだのぶお)プロフィール
創業天正18年(1590年)、江戸扇子、団扇、和紙製品の老舗、伊場仙の14代目当主。日本橋生まれ。
早稲田大学で原子力工学を学び、大手カメラメーカーエンジニアを経て、1976年から家業に従事、1985年より㈱伊場仙・代表取締役
「伊場仙」
伊場仙は徳川家康と共に江戸に上がった浜松の商人、伊場屋勘左衛門によって創業。江戸時代から日本橋堀江町(現在の東京都中央区日本橋小舟町)に店を構える。
創業時より江戸幕府の御用を承り、主に和紙・竹製品などを扱ったが、その後、団扇と扇子の制作へと発展。
江戸後期より団扇に浮世絵を扱い始め、初代豊国、国芳、広重などの版元として当時の屋号「伊場屋」の名を江戸中に広めた。
10代目三郎より屋号を伊場仙に変更。
当時の「伊場仙版」の絵は国内の美術館はもとより大英博物館、ボストン美術館、メトロポリタン美術館、ヴァンゴッホ美術館等海外の著名美術館でも見ることができる。
仏教美術の楽しみ方 ~仏像鑑賞法~ (2)
2022年9月30日、下記のコースをリリースしました。
仏教美術の楽しみ方 ~仏像鑑賞法~(第2回)
専門講座「仏教美術の楽しみ方~仏像鑑賞法~」第1回では、その歴史、基本情報、仏像に秘められた情報に焦点をあてました。
第2回では「実際にお寺に行ってみよう」と題して、関東と関西の寺院の中から、あまり知られていない特徴的な仏像、ゲストを案内する機会の多いお馴染みの仏像を具体的に取り上げて、鑑賞ポイントを解説します。
第1回に引き続き、村松哲文駒澤大学教授が、それぞれの仏像の魅力を時代背景など専門知識もまじえながら、わかりやすく語ります。
外国人観光客に仏教美術・仏像の一歩踏み込んだ魅力を伝えられるよう、是非お役立てください。
レッスン 1: 実際に仏像に会いに行ってみよう
1.はじめに~大陸の影響を受けた仏像
2.阿弥陀如来・九品浄土の表現
3.千手観音の秘密
4.特徴的な仏像とその表現
5.まとめ~仏像の魅力に近づく為に
コース内で紹介している主な仏教美術
深大寺 釈迦如来倚坐像
浄瑠璃寺 九体阿弥陀如来坐像
葛井寺 十一面千手千眼観世音菩薩像
東大寺 五劫院 五劫思惟阿弥陀仏坐像
五百羅漢寺 釈迦如来像
(写真出典)
高徳院 阿弥陀如来坐像 photoAC
飛鳥寺 釈迦如来坐像 photoAC
村松 哲文氏 経歴
駒澤大学教授。1967年東京都生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学後、早稲田大学会津八一記念博物館を経て、駒澤大学仏教学部へ。早稲田大学エクステンションセンターや日経カルチャー、朝日カルチャーセンター、NHK・Eテレの仏像番組の講師も務める。
専攻は仏教美術史。著書に「かわいい、キレイ、かっこいい たのしい仏像のみかた」(日本文芸社)、「すぐにわかる東洋の美術」(東京美術)、「仏像鑑賞入門」(集英社新書)など。
一言メッセージ
日本ではお寺を参拝する時、仏像を鑑賞する時間は多くの方が1分程度といわれています。きっとお願い事をする時間なのだと思います。
仏像の前で手を合わせた後、ゆっくりと仏像を鑑賞してみましょう。1千年の時を越えて仏像の制作された時代が見えてくると思います。
仏像が制作されるには、それなりの理由があります。国を守ろう、病気を治そう、未来永劫に平和が続きますように……こうした篤い願いが仏像を作りあげています。
仏像を鑑賞し、制作年代、制作者、その時代の特徴などが分かれば、これまで1分前後の鑑賞だったのが、10分、20分と長くなっていくでしょう。
仏像から多くの情報が読み取れるようになると、これまで以上にお寺や博物館・美術館に行くのが楽しくなってくるはずです。
この楽しさを外国人観光客の方々にも是非ご紹介してください!
仏教美術の楽しみ方 ~仏像鑑賞法~ (1)
2022年8月31日、下記のコースをリリースしました。
このコースは一部を無料で視聴いただけます。是非ご視聴ください。
こちらから。無料ボタンのあるチャプターをクリックしてください。
アカウントをお持ちでない方は会員登録(無料)後、ご覧ください。
仏教美術の楽しみ方 ~仏像鑑賞法~(第1回)
外国人観光客を通訳ガイドが仏教寺院にご案内する際、仏像や建築物を美術的な視点から説明出来たら、お客様の理解や興味が更に深まり、ゲストの寺院訪問はより素晴らしい体験として心に刻まれるでしょう。
今回の専門講座は仏教美術、特に仏像の鑑賞に焦点をあて、仏像美術研究で知られる村松哲文駒澤大学教授が2回にわたり、仏像美術の歴史、様式、鑑賞ポイントなど基本情報、専門知識をわかりやすく軽快な語り口で解説いたします。
第1回は、仏像が信仰されるようになった背景から始まり、歴史的な流れ、基本情報、作り方や素材を知る事によってどんな真実がわかってくるかを中心に学びます。
第2回では関東と関西の寺院にある、お馴染みの仏像から、あまり知られてない特徴的な仏像を具体的に紹介します。
仏像が作られた理由、その時々の政治・経済・社会情勢など、一体の仏像にどんなメッセージがこめられているのかを知ると、より一層仏像の魅力が見えてくるでしょう。
レッスン 1: 仏像の信仰
1.はじめに~信仰対象の変遷 (無料)
レッスン 2: 仏像鑑賞の基本ポイント
1.センターを探そう~仏像の区分
2.如来・菩薩・明王・天
レッスン 3: 仏像が秘める情報~歴史
1.飛鳥・白鳳・天平時代
2.平安・鎌倉時代
3.写実の世界へ
レッスン 4: 仏像に近づくと…
1.作り方から何がわかる?
2.宗派の違い~曼荼羅の世界
3.素材から何がわかる?~まとめ
コース内で紹介している主な仏教美術
東寺 不動明王坐像
興福寺 阿修羅像
平等院 阿弥陀如来坐像
両界曼荼羅
(写真出典)
東京国立博物館 如来坐像 ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
東大寺 南大門金剛力士像(吽形像) photoAC
奈良国立博物館 両界曼荼羅 ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
ニホンを創った建築家たち (明治~現代) (2)
2021年8月31日、下記のコースをリリースしました。
ニホンを創った建築家たち (明治~現代) (第2回)
専門講座 建築 「ニホンを創った建築家たち(明治~現代)」第2回の焦点は20世紀後半から現在に至る建築です。
第1回では、20世紀前半~半ばの近代主義建築(モダニズム建築)の創成期から成熟期を中心に解説をしましたが、 第2回では近代主義建築へのアンチテーゼとして登場してきたポストモダニズム建築について、興味深く解説しています。
現代の大きな建築の潮流、国境を越えてグローバルに活躍する国内外の建築家とその作品への理解を深めましょう。
最後に特別編として、三村大介講師お気に入りの建築物を、そのおすすめポイントとともにご紹介します。
「ニホンを創った建築家たち(明治~現代)」を第2回から視聴される方は、是非第1回もご覧ください。
日本の近代建築に関する基礎知識を体系的に理解し、知的なゲストから求められるより高度なガイディングに繋げていただければと思います。
レッスン 1: ポストモダニズムの台頭
1.近代建築への批判・抵抗
2.様式建築の引用
3.ハイテク建築
4.脱構築主義
レッスン 2: 日本のポストモダニズム
1.ポストモダンの先達者
2.バブル景気とポストモダン
レッスン 3: 「建築」のグローバル化
1.世界から日本へ
2.日本から世界へ
レッスン 4: 特別編
1.My Favorite Architectural Works
(写真出典)
メゾンエルメス
CC 表示-継承 4.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/レンゾ・ピアノ
渋谷109
CC 表示-継承 4.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/109_(商業施設)
根津美術館
CC 表示-継承 4.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/根津美術館
金沢21世紀美術館
CC BY 2.1 jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/SANAA
三村 大介氏 経歴
石川県金沢市出身。一級建築士・一級建築施工管理技士。
大阪大学大学院修士課程修了(建築工学専攻)後、東京工業大学工学部建築学科文部技官を経て、1998年に三村建築環境設計事務所設立。現在マロプラス代表。
個人住宅から大型商業施設まで、国内外で多種多様なデザイン・設計を手がける。
また、アーキエキスパートとして、各種建築系の資格取得の講座から、建築家と建築作品そして街を解説する建築ガイドの講座に至るまで、建築について多角的、全方位的に解説する講師も務める。
一言メッセージ
有名な建築家による作品、貴重な歴史的建造物、ブランドの名に恥じぬフラッグシップビルなど、日本国内には世界に誇る素晴らしい建築作品がたくさんあります。
それらに対するちょっとした知識や見方が分かれば、単に情報を得るだけでなく、世界中の建築や街をこれまでとは違った視点、価値観で楽しむことができるはずです。
まずは明治初期から出発し、現代のゴールまで知的好奇心を刺激してくれる日本の建築作品巡りの旅へ、さあ、一緒に出かけましょう。
ニホンを創った建築家たち (明治~現代) (1)
2021年7月30日、下記のコースをリリースしました。
このコースは一部を無料で視聴いただけます。是非ご視聴ください。
こちらから。無料ボタンのあるチャプターをクリックしてください。
アカウントをお持ちでない方は会員登録(無料)後、ご覧ください。
ニホンを創った建築家たち (明治~現代) (第1回)
建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した日本人建築家が8人もいることをご存知でしょうか(2021年現在)。
伝統の寺社仏閣だけではなく、日本の近代建築は世界に誇る観光資産でもあります。ゲストに理解を深めて堪能していただける説明をするために、通訳ガイドは専門分野の常識、基礎知識を心得ておきましょう。
Malo Plus代表・一級建築士の三村大介講師が、明治維新後、海外から招致した専門家から西洋建築を学び始めた時代から、世界の近代的建築を牽引する現代に至る「日本の近代建築の創生と発展」について、著名な建築家とその作品を通して詳細に解説いたします。
第1回では、日本の建築の幕開けから、いわゆる近代主義建築(モダニズム建築)の創生~成熟期までに焦点を合わせました。
時代背景を織り交ぜながら、その発展に重要な役割を果たした人物と作品を学んでください。楽しい語り口に惹きこまれ、目から鱗で納得し、きっと第2回が見逃せなくなることでしょう。
レッスン 1: 「建築」の幕開け
1.はじめに
2.建築教育の始動
3.「建築家」の誕生
レッスン 2: モダニズムの創成
1.近代建築(モダニズム)とは
2.近代建築の巨匠たち
レッスン 3: 日本のモダニズム1-黎明期
1.日本の近代建築の萌芽
2.近代建築への反駁 (無料)
レッスン 4: 日本のモダニズム2-成長期
1.巨匠の後継者たち
2.メタボリズムの登場
レッスン 5: 日本のモダニズム3-成熟期
1.ニホンモダニズムの巨匠たち
(写真出典)
ジョサイアコンドル肖像
CC 表示-継承 3.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョサイア・コンドル
Dior表参道
CC 表示-継承 3.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/SANAA
自由学園明日館
CC 表示-継承 4.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ロイド・ライト
広島平和記念資料館本館
CC 表示-継承 3.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/丹下健三
日本庭園 ~その歴史と美の世界~ (2)
2020年10月30日、下記のコースをリリースしました。
日本庭園 ~その歴史と美の世界~ (第2回)
ご好評を戴きました日本庭園協会会長 高橋康夫氏による「日本庭園 ~その歴史と美の世界~」の続編をお届けします。
9月30日リリースの第1回では原初の庭から近代の庭まで、日本庭園の発展の歴史をその背景にある宗教、思想や文化、そして作庭に影響を与えた人物などとともに詳しく解説しました。
今回の第2回目では、まず世界の観光客を魅了する日本庭園の特徴について詳しく解説します。
次にかつて江戸の街を空前の庭園都市として形造った大名庭園について、今の東京に奇跡のように残る幾つかの代表的な名園を例に、その成り立ちや文化的価値を学びます。
最後に日本庭園の魅力をどのように感じ、楽しんだらよいのかについてもお話しします。
第1回、2回を合わせて全4レッスン、全編完結となります。専門講座「日本庭園 ~その歴史と美の世界~」を第2回から視聴された方は、是非第1回もご覧になってください。
そして最高権威による解説を通じて日本庭園に関する基礎知識を学び、世界各国から訪れる日本庭園愛好家にその素晴らしさを伝えられるようになっていただければと思います。
レッスン 2: 日本庭園の特徴
1.庭園の様式
2.作庭に影響した思想
3.庭園の三要素
4.作庭家
レッスン 3: 江戸の大名庭園
1.江戸の大名庭園の成り立ち
2.大名庭園の特徴
3.江戸の大名庭園:都立の文化財庭園(1)
4.江戸の大名庭園:都立の文化財庭園(2)
5.庭園の文化財的価値
6.公立の庭園
レッスン 4: 日本庭園の楽しみ方
1.観る、識る、遊ぶ
コース内で紹介している主な庭園
小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園、
六義園、旧芝離宮恩賜庭園、
新宿御苑
高橋 康夫氏 経歴
東京都出身。京都造形芸術大学大学院修士課程修了(環境デザイン領域)。
東京都職員として公園や庭園の整備、管理運営など公園行政に携わる。その後、公益財団法人 東京都公園協会入社。神代植物公園園長、緑と水の市民カレッジ事務局長を歴任。
現在、一般社団法人 日本庭園協会会長、エコ・シビルエンジニアリング研究会―市民環境村塾代表理事。日本植物園協会名誉会員。
一言メッセージ
東京都に在職中、都立文化財庭園の保存管理計画に携わり、日本庭園の魅力を知りました。特に江戸は諸大名の庭園が1000カ所以上あったと言われ、庭園文化が花開いた緑豊かな庭園都市だったのです。
その後、明治維新により大名庭園の多くは消滅し、さらに、関東大震災、東京大空襲など壊滅的な震災や戦災など大きな災害を乗り越えて、奇跡的に生き残った数カ所庭園が、現在文化財庭園として保存活用されています。
この「奇跡の庭園」のルーツを探り、その特徴及び庭園の見方や楽しみ方を考えながら、一緒に名園を訪ねましょう。そこには時代を超えた日本庭園文化が見えてきます。
日本庭園 ~その歴史と美の世界~ (1)
2020年9月30日、下記のコースをリリースしました。
このコースは一部を無料で視聴いただけます。是非ご視聴ください。
こちらから。無料ボタンのあるチャプターをクリックしてください。
アカウントをお持ちでない方は会員登録(無料)後、ご覧ください。
日本庭園 ~その歴史と美の世界~ (第1回)
世界の人々から愛される日本庭園の魅力は、美しさに加えて日本の文化、宗教、時代背景など、様々な要素が凝縮されているところにあります。
日本庭園に造詣が深く目の肥えた訪日客も増えた昨今、より深く理解して楽しんで頂くために、ガイドには様々な専門的な基礎知識が求められます。
通訳ガイドアカデミアの新カテゴリー「専門講座」の第1弾として、日本庭園協会会長 高橋康夫氏による「日本庭園 ~その歴史と美の世界~」をお届けします。
日本庭園協会は、大正7年に当時明治神宮の杜の造成を手掛けた東京帝国大学 本多清六教授が発起人となり発足した日本で最も長い歴史を持つ由緒ある団体であり、
このコンテンツは、まさに現在の日本庭園に関する最高権威が日本庭園の素晴らしさを体系的にわかりやすく語る、通訳ガイドアカデミアが絶対の自信を持ってお勧めするものです。
第1回では、原初の庭から近代の庭まで、日本庭園の発展の歴史を、宗教、思想、文化、作庭に影響を与えた人物などに関する詳しい解説を織り交ぜながら辿っていきます。
是非、この機会に日本庭園に関する専門的知識の基本を学んでおきましょう。
レッスン 1: 日本庭園の歴史
1.はじめに
2.庭園という言葉
3.庭の原型
4.寝殿造庭園
5.浄土庭園
6.枯山水庭園
7.書院造庭園
8.露地・茶庭 (無料)
9.池泉回遊式庭園(1)
10.池泉回遊式庭園(2)
11.近代の庭
コース内で紹介している主な庭園
平城宮東院庭園、神泉苑、
平等院庭園、西芳寺庭園、
龍安寺石庭、金閣寺庭園、
銀閣寺庭園、二条城二の丸庭園、
桂離宮庭園、修学院離宮庭園、
小石川後楽園、無鄰菴、
清澄庭園